青猫文具箱

青猫の好きなもの、行った場所、考えた事の記録。

雑記

犬山紙子さんの新聞コラムと、買いたい欲望の話。

8月1日の朝日新聞で、気になったコラムがありました。 (耕論)消費しない日本人 藤野英人さん、清水義範さん、犬山紙子さん:朝日新聞デジタル 買いたい欲望絶対ある(犬山紙子) 人と同じものを大量に買うから、捨てたい。でも、捨てたから後悔したくない…

漫画のコマ画像をブログで引用するときの著作権的な留意点って?

以前読書ブログをやる上での書籍の引用や要約について、著作権的に気をつけることを勉強した記事を書きました。 著作権法上、本のまとめ(引用・要約)をブログに書く時気をつけること。 最近、TPPの著作権の非親告罪化のニュースを見て、そろそろまたおさら…

「続けるために続けてるんですか?」

ロックは初期衝動って聞いた。 自分の中で音楽って「なくなったら寂しいけど死ぬほど困りはしない」カテゴリで、だからロックもクラシックもJPOPも記号的消費っぽく消費できるのですが、子供時代の刷り込みで「ロックは初期衝動だ」て信じてます。 きっ…

本との新しい再会と気づけなかった出逢いの話。

新しい再会の話。 ふとしたきっかけがあって、本棚から若木未生先生の「グラスハート」シリーズを引っ張り出して読み返してます。 「グラスハート」シリーズというのは、バンドをリストラされた女の子が新しいバンドに誘われるところから始まる青春群像劇で…

なんか、馴染みの蕎麦屋ができてた。

蕎麦屋で日本酒をちまちま舐めつつお蕎麦を待っていたら、テーブルに「これ好みに合うと思うよ」とおちょこが載せられたのです。お店の人から「いつも来てくれるからサービス」とのことで。ありがたくいただくと確かに好みの舌触りでした。おお…。 そこのお…

愛しいものが再開すれば、ただひたすら嬉しい。

私、割と人生史上好きなものがたくさんあって羨ましいねといわれる性質で、自分でもそういうとこは本当にラッキーだと自画自賛しているのですが、それ以上に、好きが続くのがすごいよね自分、と思ってます。 基本的には三日坊主上等でふわふわしてるんです。…

つんくさん作詞の「誰もが人生の初心者なんだから」が好き。

朝目覚めたら、枕元に転がったヘッドフォンから懐かしいえりりん(亀井絵里/モーニング娘。)の歌声が漏れ聞こえてきたのです。昨日iTunesのプレイリストを整理してそのまま寝落ちしたっぽい。 今日がこの先の未来より一番若いんだし ぼけらっとした頭の中…

片思いで終わってしまえ。

大学のサークル仲間で集まる機会があって、学生でもないのにカラオケでオールした。どこでもそうだと思うけれど、同じサークルなら恋愛ごとのひとつふたつ当然のようにあって、自分たちもそうだった。何となく郷愁に駆られて、酔った勢いで「そういえばあの…

映画「縫い裁つ人」感想文。

「何か欲しい物ある?」「今日何食べたい?」 そう聞かれる場面は、誕生日であったり、出先のランチであったり。 「何」がいいと聞かれると正直困るんですよね。「どれ」がいいか選択肢で聞いてくれれば答えようもあるのに。だいたい一番望むものを自分でち…

検索流入、或いは漂流するボトルメール。

ひとつ前の記事は、相手を限定的に書いた私信です。池袋リブロで詩の本の店「ぽえむ・ぱろうる」をすると新聞で知ったとき、「こういうの好きなんじゃないかな。」と頭に浮かんだ方がいまして。 でももうご存知な気がするなー、場所遠いかもしれないし。何よ…

池上彰氏の日経新聞連載コラムと、意味づいた記号の話。

ささやかな楽しみの話。 日経新聞で、池上彰氏の連載コラム「大岡山通信 若者たちへ」を毎週楽しみにしているのですー。 このコラムは、池上氏が日ごろ学生たちと共に過ごしている東京工業大学のキャンパス所在地・東京都目黒区大岡山にちなんで、教授生活の…

才能がない、という悪魔の証明。

自分には才能が「ない」? 自分がブログを始める前に休止してしまったブログで、当時とても好きだったブログのことをふと思い出して、読み返したら止まらなかったのです。やっぱり読ませる文章だなー、天賦の才ってあるなーと。そして、落ち込んでいました。…

読書ブログって難しい。

とある読書ブログの4月。 以前書いた著作権の勉強記事をリライトしました。 著作権上、本のまとめ(引用・要約)をブログに書く時気をつけること。 自分のようにアフィリエイトを導入してないブログだと特に、法律や各種規約を緻密に読み込む機会がなくて、…

絵画は作者名で鑑賞しますか?

外資系経験者の書く本がマイブームだった時期があります。パワポとかエクセルとか仮説思考とか。それで、外資系、特に外資系コンサルと呼ばれる人たちに夢を抱いてたんですね。優秀さの質が凡人とは全く違っていて、企業の課題を予想だにしない方法で解決し…

個性って「選択肢の選び方」だと思う。

折に触れ、個性ってなんだろう、と思うのです。生まれ由来、つまりGiftedなものであるとするなら今頃未来予測は簡略化されて、生まれた瞬間からその赤子の未来は決まっていてもおかしくない。でも違うんですよね。それは大きな要因の一つではあるかもしれな…

ハロプロの「この夢は誰にも教えない」が好き。

元モーニング娘。の小川麻琴さんの芸能界引退のニュースが流れて、行ったり来たりなハロプロへの熱的なものが再燃してます。 普通に青春の隣には、ハロプロがあった世代なんです。あいののをテレビで見て憧れて、同世代4人が入った5期(小川のまこっちゃん…

「才能」はあきらめた者の言い訳になり得る。

二日前の記事で「幕が上がる」の小説を読んで書いた、 継続という稀有な才能。 プロへの道って「その分野でのなんらか特化した才能」の他に「継続という才能」が必要だ、というのがその頃から抱いてる持論です。 要はプロというのは、「選ばれる」というより…

継続という稀有な才能。

なんとなく目に入って買って読み始めてみたら、琴線に触れたので書きます。劇作家・平田オリザが放つ文科系青春ストーリー。 幕が上がる (講談社文庫) 作者: 平田オリザ 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/01/09 メディア: Kindle版 この商品を含むブロ…

繋がらなければ、伝わらない。

とあるランチにて。会社の同期と。 「役所の担当者がいつの間にか変わっててさ。計画の説明最初からやり直し。異動するなら最初からいって欲しいよな」 「コロコロ担当者変わるよねぇ。なんでだろ?」 …業界との癒着や汚職の温床対策ですかね。なんて取り留…

ググりますか?呟きますか?

乙女ゲームあるじゃないですか。攻略対象ごと好感度でエンドが変わるやつ。 たまに、色物枠なのか奇をてらったのかすぐに意味が飲み込めない系エンドが発動されて、時間かけて攻略したのに的もやっと感が心を占め、ツイッターで愚痴を呟くことがあります。 …

女子会とタバコ部屋。いわゆる社内政治サロンの一角。

女子会という情報共有システム。 女性の数が多い会社なので定期的に女子会があります。元はある部署で細々と開催されてたのが、異動と化粧室の情報交換で広がり、人の入れ替わりはありつつも割と広範囲で女子会が開催されてる感じ。ケーキをホールで買ってき…

いつだって無造作に加害者側。

フェミニズムやジェンダーの話になるとき、負い目を感じる派です。 自分の場合、就職で「自分が女である」を不利に感じる場面って想像よりなかったんです。上司や仕事に恵まれたのも大きいと思うんですが「女だから」との理由で大きな不利益を被ったと感じる…

ゆるふわ系愛され女子☆は書店でSF文庫を手に取るか?

今更ですが「本当は女子にこんな本を読んでいてほしいんだ。」フェアについて。 東野圭吾も村上春樹も好きで「あ、呼びました?」みたいな気分だったので書きます。ちなみに今日のハンドバックには堀川アサコ先生の「幻想郵便局」が入ってました☆ 幻想郵便局…

家事が承認欲求を満たすためのものだった頃のこと。

実は久しぶりの里帰りでした。 LINEで定期的に会話はするけれども対面は年単位での久しぶりで、最寄り駅に迎えに来てくれた母の顔は、記憶にあったのよりしわが増え、ほっそりとしてました。それは夜帰ってきた父も一緒で、記憶よりずっと小さく見えた。 そ…

失敗した引継とそこから学んだ当たり前の3つのこと。または「経験知」。

少し前、古巣に呼び出された。 「君が作ったマニュアルの不備でトラブルがあったが、当時どういう運用してたのか」という非難混じりの事実確認。 自分が異動してからも代替わりしてるはずで「え、今更?」と首をかしげながら古巣に向かった。 で、結構衝撃だ…

ヘッドホンから、バンド曲のドラムが初めて聞こえた日。

同僚がバンドでドラムを叩いてるそうな。学生時代からだそうで、もう10年超。 それを知ったのは飲み会のふとした会話で、若木未生の「グラスハート」からの浅い知識なりに「ドラムって、スネアとバスドラどっちが『ドラム叩いてる!』て感じなんですか?それ…

【ブロガー連動企画】ほろ苦く懐かしく、それでいて不可解な思い出の形。

Twitterで、id:Chachapoさんと盛り上がった「本をプレゼントしたエピソード」の話題が企画になりました(ノ*゚▽゚)ノ→ 【ブロガー連動企画】本をプレゼントした/されたエピソードについて書こう! - 流線を描く煙 「プレゼントされた本」エピソードを自分でも書け…