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青猫文具箱

本と文房具を愛でる日々。

1年半かけて京都の文房具・紙雑貨のお店を巡りまして。

文具店を巡る旅

東京には文具店がたくさんあって、欲しい文房具があれば、地元のお店になくても足を伸ばせば必ず手に入る、そんな便利な環境にいます。

 

でもたまに、他の街の文具店も覗きたい欲求が湧くんです。遠方で、普段使いのお店には向かなくても、つい旅行や出張の隙間時間にお店を巡っちゃう。そうして旅先で増えるノート、筆記具、紙雑貨(主に紙箱とマスキングテープ)...。

中でも京都は、仕事で年何回か出張があるのと、友達に誘われて旅行にいくのとでたびたび訪れる場所で、中途半端な時間ができた時は近場で文具店を探しては巡っています。

抹茶

本格的に文具店巡りするようになって約1年半。今回は、京都にもお気に入りの文房具の店や紙雑貨のお店が増えてきたので、実際行ってみてて良かったお店語りがしたいなと。

東京住みで文房具や紙雑貨を手に入れるにはある程度恵まれている人間が(微妙にマウンティングぽいな)「京都っぽいものを求めて」行く前提で読んでいただければ幸いです。

 

竹笹堂

京都の伝統木版画工房「竹中木版」が運営するお店。木版印刷で作られた、温もりある色合いと愛らしいデザインの紙雑貨を販売。

竹笹堂

阪急京都線「烏丸駅」又は京都市営地下鉄「四条駅」から徒歩10分。新町通りと西洞院通りの間、風情ある町屋が連なった細い路地の先に竹笹堂はあります。

京都に旅行に来て、ちょっとレトロな紙雑貨が欲しいなぁと思った時に行って外れのないお店。お店にたどり着くまでの細い石畳の路地を歩くだけで満足度高いのに、置いている作品が素朴で可愛く、品数が多いわけでもないのに、どれにするか迷います。

木版画ブックカバー

これは最近購入した「しろつめ」モチーフの木版画ブックカバー。優しい緑の風合いというのかな、色合い?がすごくツボ。

ブックカバーやレターセット、ポチ袋などを、靴を脱いだ畳のお部屋でゆっくり吟味できます。

 

辻徳

京都四条堀川にある、懐紙専門店。

辻徳

阪急京都線「烏丸駅」又は京都市営地下鉄「四条駅」から徒歩7分。

ユニークでポップな柄や、古典をモチーフにした色とりどりの懐紙がどれも素敵で、東京の友人へのお土産として、たまに自分用のお土産として買っちゃってます。この猫の足跡のやつとか、お気に入り。

懐紙

「懐紙なんて何に使うのよ?」といわれそうですが、カバンに忍ばせておくとティッシュ代わりに使えるし、職場でお菓子のおすそ分けにも便利だし、外国人受けがいいんですよねー。

毎日持ち歩くほどではないものの、会話のきっかけになればなーくらいの下心で時々持ち歩いています。それで、ここの懐紙は会話のきっかけになるくらい、ふっと目を惹くデザインのものが多いのです。持っていてちょっと心が浮く。

 

リエノ(lleno)

手製ノートとスケジュール帳の専門店。煉瓦造りの建物、ずらりと色鮮やかで美しいハードカバーノートが並ぶ棚は壮観。

リエノ

阪急京都線「烏丸駅」又は京都市営地下鉄「四条駅」から徒歩7分。

ここで扱っているのは、ノートというより世界で一冊だけの手製本という感じ。作りも完全に本で、ハードカバーで手触りのいい表紙に、花布(背の上下の飾り布)までついてます。白紙の頁に自分の物語を書いて、誰かに遺すノートかなーと。

表紙のデザインも、まるでヨーロッパの古い本のようなレトロクラシカルなデザインのものが多い印象。

手製本ノート

写真のノートも、手に取った瞬間衝動的に「欲しい!」と感じて購入したものです。未だ書くことが思いつかなくて、白紙のままに本棚に並べてます…。最初の足跡をどうするか迷う。

 

楽紙舘

京都文化博物館1Fにある「小さな紙の博物館」。手漉き和紙や機械漉き和紙、洋紙などの原紙はもちろん、紙雑貨も豊富に並びます。

楽紙舘

京都市営地下鉄烏丸線・東西線「烏丸御池駅」から徒歩5分。

この周辺、紙専門店や紙雑貨店が多くて、最近自分が行って覚えているのでも、京都メイドなペーパーアイテムショップ「ROKKAKU」やヨーロッパ・ステーショナリー専門店「The Writing Shop」、和文具・和雑貨なら「嵩山堂はし本」「鈴木松風堂」「鳩居堂」などひしめいてます。ちょっと歩いて寺町通沿いに出れば、江戸時代末期に創業した紙専門店「紙司柿本」もありますし。

「京都で綺麗な紙が欲しいな」と思った時、この周辺ではいくらでも選択肢があるんですが(紙雑貨ならその倍以上)、最後に紙を買うのはいつも楽紙舘です。「うわこれ欲しい!」て紙に必ず出会える気がする。

適度に観光地ナイズされて、お店の人との距離が離れているので、じっくり好きな紙を選びやすいのもあるかなー...うん多分これが大きい。あ、ほかの名前あげたお店もそれぞれ特色があって、素敵ですよー。The Writing Shopだけちょっと敷居高いかな(店主と話しながらのセミオーダーになるので)。

 

GALLERY&SHOP唐船屋

京都の印刷会社「からふね屋」が運営する紙と印刷製品のセレクトショップ。

唐船屋

京都市営地下鉄東西線「東山駅」から徒歩5分。

ここは紙製品のセレクショトップで、決して「京都っぽい」商品の取扱いではないんですが、セレクトが大変好みなのでつい寄ります。紙和SIWAやかみの工作所、美篶堂、この間はつくし文具店の商品も取り扱っていて「きゃー!」となった。

や、どこのも東京で買えるんですが、遠方の京都で好きとわかってるものに出会えるのいいよね。

  • Webサイト:GALLERY & SHOP 唐船屋
  • 営業時間:9:00-18:00(平日・第3、第5土曜)、9:00-17:00(第1土曜)、11:30-17:00(第2・第4土曜、日・祝日)
  • 定休日:不定休

 

十八番屋 花花(おはこやそうか)

木版画を手がける「工芸はなせ」運営の版画紙箱のお店。寺町通り、紙司柿本の近くです。

十八番屋 花花

十八番屋 花花ディスプレイ

京都市営地下鉄東西線「京都市役所前駅」から徒歩5分。

手のひらサイズの「おはこ」の図柄と、中身(メモ帳や豆菓子、アメ、チョコなど)を組み合わせて選べるお店。寺町通りを歩いて見つけて、店頭の見本にふらふらっと中に入って3箱お買い上げしたのが最初の出会いです。

ちまっと可愛くて、お土産にも喜ばれると思います。というか喜ばれた。

おはこ

四季折々で図柄も変わるらしく、近場にあったら本当、毎月通ってると思います。ここも度々、京都土産でよく利用しますねー。

  • Webサイト:おはこ 十八番
  • 営業時間:10:30-17:00(平日)、10:30-18:00(日祝) 
  • 定休日:水曜

 

裏具&裏具ハッチ

京都の和文具紹介では必ずセレクトに入ってくる宮川町「裏具」。手紙まわりのオリジナル文具を扱うお店で、お店までの道のりも、お茶屋を改装したお店自体も風情があって、旅の目的地(デスティネーションストア、ていうんだっけ?)になれるお店です。インスタントじゃなく「京都にきたー!」感がある。

裏具

裏具

うれしい気持ちをあらわす言葉「嬉(うら)ぐ」からとったというお店の名前の通り、誰かに向けた気持ちを書く紙ものが並んでいて、しかもそれがレトロモダンな装いで素敵。

自分が以前こちらで購入したのは「吉帖」と言う記念日手帳で、家族や友人の誕生日、記念日を記録しておくもの。誕生花や誕生色、賀寿一覧なども載っていて便利です。

吉帖

  • Webサイト:裏具
  • 営業時間:12:00-18:00 
  • 定休日:月曜

 

東山八坂には、宮川町の裏具より少しカジュアルな装いのお店「裏具ハッチ」もあります。店舗間が歩いて行ける距離だし、2つの店舗で微妙に取扱商品が違うので、ハシゴしてもいい。というか自分はする。

裏具ハッチ

京のお土産を購入するならハッチの方かなー。例えばこの「活版・言の葉」。箱に入ったメッセージカードで、6種類の図柄×各10枚、60枚入なんですが、プレゼントしたらとても喜ばれました。ちょっと一言添えるのにいいよね。

活版・言の葉

旅行で京都行く人に、オススメの文具店を聞かれたら裏具って答えておけば間違いないみたいな風潮を感じて、つい別のひねくれた回答を考えてみたりもするんですが、でもやっぱりハズレがないここを紹介したくなる。

  • Webサイト:裏具
  • 営業時間:11:00-17:00
  • 定休日:木曜

 

雑貨屋アンジェ

京都河原町にある雑貨や服飾、ステーショナリーのお店。

雑貨屋アンジェ

アンジェがいかに好きかについては、過去何度も書いてきているのではしょりますが(例えばこれとか。東京にあるアンジェ全店を巡った話)、

東京文具店巡りの旅(雑貨屋アンジェ東京各店)。

セレクトが全体的に好きです。ここのステーショナリーの、ちょっと気が利いているけれどデスクで使って違和感のないスマートさが良い。ステーショナリーの隣に並んだ書籍コーナーの本セレクトも好き。学生時代にこんな素敵なお店があったら毎日通ったなーと思う。

もちろん、万人にとっての100パーセントだとは思いませんけど、自分にとっては100パーセントにお気に入りのお店です。

 

1年半かけて巡っているので、実は写真によって季節が違います。

文房具や文具店そのものが好き、てのもありますが、それと同時に、そのお店に向かうまでの道のりも好きだなーって思います。
日常では使わない路線に乗ったり、漢字も読めない駅で降車したり、バス停で慣れない時刻表を確認して、先払いなのか後払いなのかでまごついたり。歩き疲れて、商店街の個人喫茶店に入ってみたら思いがけず珈琲がおいしくて、お店の人と会話が弾んで文具店の閉店時間過ぎてたり(2回やった)。
そんな風にして辿りついたお店が素敵な場所だと、もうそれだけで一週間くらいテンション高めで生きていけます。ヒャッホーイ!てなる。

 

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