このブログで過去、読書グッズをプレゼントに検討してはいかが?と書きつつ、そういえば読書グッズの定番中の定番、ブックカバーについて書いたことないなぁと気がつきました。
ブックカバーって好みがあるし、柄も豊富なのであえて取り上げるのもなーというのが一番の理由です。あと、仕立ての良いちょっとおしゃれな革のブックカバーを、とか考えだすと結構高いですし(つまり比較できるほど持ってない)。
そんな中、近場の本屋さんを覗いたら以前気に入った柄が売り切れていて諦めた、紙のブックカバーシリーズが再入荷してまして。気持ちがブックカバーになったので(変な表現だ)、紙のブックカバーの素敵さについて徒然書きます。
TOKYO ANTIQUE BON CHIC(ボンシック ブックカバー)
革のブックカバーの使えば使うほど自分に馴染んでくる感じも良いんですが、どこかなく気取った感じがして、もう少し普段使いで、と考えると紙のカバーが好きなのです。
でも、書店でつけてくれる簡易の紙カバーだとなんとなく味気なくて(オシャレなところもあるけど)。あと、普通の紙のカバーだと鞄にペットボトルと一緒に入れてふやけちゃって「あばばばば」みたいなこともあります。
ボンシック ブックカバーは、ジーンズのラベル(紙パッチ)に使われている水に強い特殊なペーパーを縫合してつくられているため、水にも強くてとても丈夫。そしてちゃんと革より軽い。触感なんとなくダンボールっぽい。
固めの素材で、革のように使い続けていくことで味わいが出てくるのが魅力。...だと思うんですが、まだちょっと片手で本を読むには固いので、ほぼ日手帳のカバーに使ってます。早く馴染めー。多分これのおかげでほぼ日手帳、水でふやけたことがない。
少しだけ縫合が粗い気もするのですが、雰囲気に合ってるのでいいのかなー。ボンシックはフランス語で、粋な、かっこいいという意味。そのものずばりな様相です。千円越えするのでちょっと高い。
印傳のような紙のブックカバー
一目惚れしたのに買おうと思ったその時にはすでに売り切れていました。最近ようやく、欲しい柄が手に入ってちょっと浮かれてます。「印傳のような紙のブックカバー」シリーズの中から、七宝の青緑。ああなんて美しい。そして指を滑らせた時に感じるしゅるる感。たまんない。
恐ろしく魅惑的な文様と色合いだと思いません?本来はなめした鹿の革に、漆で文様付けをする「印傳」の雰囲気を、紙で表現したブックカバー。ちなみに赤や紫のカラーバリエーションもあります。大正ロマンとかレトロとかの単語がぴったりはまる、これぞロマンチカ!
傾けるとよくわかるんですが、文様が浮かび上がってるんですよ。そこから醸し出される独特の手触り。はわわわ...。喫茶店のオレンジ色の光の中で読書すると、特にそのコントラストがくっきりとしてときめきます。他の柄も素敵。トンボ柄とか。麻の葉とか。千円切るのも魅力です。
ARTEMIS(アーティミス) ファイバーペーパーブックカバー
いやいや紙のカバーで千円とか。安さが紙の魅力でしょ、というあなたにはこちらをお勧めしてみる。水に強くて破れにくい、リサイクルファイバーペーパーのブックカバー。紙感そのものなのにちゃんと丈夫。500円以下です。
普通の紙カバーよりちょっとだけリッチ。ただ、丈夫ではあるけど汚れやすいので、実は写真の裏面は結構ひどいことになってます...鞄の中に放り込む自分が悪いんですが。でもブックカバーの使命は本本体をきれいに保つことなので、本望だと思います、はい。
SIWA | 紙和 和紙のブックカバー
山梨県の和紙メーカー大直が工業デザイナー深澤直人さんと一緒につくった毎日使える和紙製品ブランド「SIWA | 紙和」。深沢氏といえばauのINFOBARをデザインした方としてもとっても有名(主に自分の中で)。たまらないしわしわ感。
通常展開している和紙のブックカバーも、厚手の和紙っぽくて味わい深いんですが、漆と和紙を融合した「SIWA×URUSHI」シリーズのブックカバーが!すごく素敵なんです!やわらかツルルい。そして最初から手に馴染んで「何おまえさん、うちの子になるために生まれてきたの?」というしっくり感。しっとり。
この裏返し、仕立てというか縫合が丁寧でキュンキュンしません?自分はすごくします。大切に作られたんだなぁと。ちょっと色褪せてるのは私の使い方が悪いせいなんですがそれもまた風合いが変わっていって良いかなと。
+d ポップアップ・ブックカバー
以前紹介したことがあるのですが、改めて。ボップアップ・ブックカバー。
通勤読書なら自動記録しおりの「PageKeeper」が最適解。
自動でしおりが挟まって、開き直す時に蝶がポップアップするように起き上がってくれるポップアップ・ブックカバー。まぁこれは、蝶部分の強度的に言うと紙じゃない方がいい説もありますが。
でも、開いた時にぴょこん、と飛び出るのは可愛いんですよやっぱり。それに一応フリーサイズ。折り目がつきやすいので、文庫サイズか新書サイズ、固定して使った方がいいですけども。
そんな感じで、紙のブックカバー5点でしたー!革のカバーより比較的安価で、気取った感じが薄いのでプレゼントにいい気もするのです。受け取る側も身構えずに済む。
ちなみに自分的好みとしては、花柄なんかの華やかなやつよりは、どこでも普段使いできちゃうような、オーソドックスなやつが好きかなー。でも柄物がいい。汚れが目立たないので。
最近は電子書籍で読む方も多いですが、というか自分も電子書籍派ですが、楽しいと思うのですよね、紙の本も。大事にしてあげたい。だって本って、大切に扱ってあげないとそれこそ自分の中で消耗品枠に成り下がってしまいそうで、それはなんだか悲しいなぁと思うのです。だからこその本を守るブックカバー。