読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

青猫文具箱

本と文房具を愛でる日々。

自己紹介っぽく「#本棚の10冊で自分を表現する」。

ちょっと前Twitterで流れてきた「#本棚の10冊で自分を表現する」をやってみました。

背伸びしたい気持ちをこらえてありのまま選書したら、随分と雑多になってしまった。でも、並べてみると雑多さを含めて自分っぽい気がしてくるし、なんだかんだで本人納得のセレクトです。

「自分を表現する」本棚なので、オススメの本や好きな本とも少し違って、普通に自己紹介記事書くより「自己紹介っぽい」かもー。

 

どこかにいってしまったものたち

どこかにいってしまったものたち

どこかにいってしまったものたち

 

"架空"のクラフト・エヴィング商会が、"この世にあるはずのない"不思議の品を、"あるかのごとく"解説する本。

昭和のレトロがかったイメージ画や説明文、チラシに心ときめきます。気持ちとしては「最高に楽しかった博物館の企画展で思い出に購入したガイドブック」かな。各頁の解説が想像力を刺激して、文房具や雑貨スキーなら1週間はニヤニヤ楽しめます。

ちょっとお高めですが装丁も美しく、本棚から取り出して頁を繰ると今でも所有欲に痺れます。紙で買わないと意味のない本です。

 

われら銀河をググるべきや―テキスト化される世界の読み方

Googleとは一体なんなのか、から始まるSF作家の情報論。

ネット観というかコンテンツ観的な視点はこの本を引きずってる気がします。タダより高いものはないし、人はすぐ馴れるな、とか。

あと自分の中ではこういうのが「はてな」です。

 

GLASS HEART グラスハート

学生時代普通に好きだったバンド青春小説。...で終わるはずが、最近読み返してみたら「プロとは」的心構えで存外影響を受けていたことを知った本です。

本との新しい再会と気づけなかった出逢いの話。

「続けるために続けてるんですか?」

「続けるために続けてるんですか?」は、常に自分に問いかけたい。し、終わらせるときはちゃんと終わらせたいなー。

 

 

なぜ昇進するのはいつもあなたではないのか もっと早く知っておきたかった「社内政治」の技術

なぜ昇進するのはいつもあなたではないのか もっと早く知っておきたかった「社内政治」の技術

なぜ昇進するのはいつもあなたではないのか もっと早く知っておきたかった「社内政治」の技術

 

社内政治に失敗し、会社を追われた人々に関するケーススタディ

ネット空間では会社員って、社畜と卑下したり馬鹿にされたりするじゃないですか。でも今ちょうど、働くのが楽しいターンで、目標達成のためには目の前のごちゃごちゃした人間関係とか、それほど疎ましくないのですね。ようやく見えてきたか、みたいな気分になる。それに足を取られると、まずいな、とは思うんですけれど。

 

wonder wonderful

wonder wonderful 上 (レガロシリーズ)

wonder wonderful 上 (レガロシリーズ)

 

いるかもしれないブログ愛読者の方には「またか」と言われそうですが、好きなものは好きだからしょうがない

「この完成度で無料公開するのか」の衝撃で、WEB小説スキーに目醒めたのはもう懐かしい思い出。

優しさに迷う夜は河上朔先生の「wonder wonderful」で自分を取り戻す。

小説家になろう女性向けのブーム変遷を考察してみた。

主人公は今でも「こうあれたらいいな」の理想像の一片だったりして、彼女の年齢までに追いつけるかしら、とたまに考えます。

 

乱読のセレンディピティ

乱読のセレンディピティ (扶桑社BOOKS)

乱読のセレンディピティ (扶桑社BOOKS)

 

ひたすら読んでは忘れる乱読法によって、強く記憶に残ったものがある時全く関係ない領域と結びつくことを説く本。

読書術系の本では一番好きで、ぜひとも倣いたいと思ってるんですが多分難しい。だってこの乱読法、読書記録も不要だって書かれてるんですが、自分、読書ノート取るの好きですし。

でもたまに、あれ、これがセレンディピティってやつですか?て場面と巡り会うことが出てくると、やっぱり読書って楽しいな、と思います。

 

測量船 

測量船

測量船

 

学生時代教科書に載っていた「甃のうへ」が音の響きも情景もあまりに美しすぎて、詩を暗記したし大学時代に一節を思い出して詩集を買った程度には好き。

自分には文学も詩も才能はないし興味も遠いところにあると思っているけれど、たまに真綿で首を絞めるようにじわじわ響く作品があって困る。これはそんな作品です。

自分にとっては短い物語ほど、情景が浮かぶくらいに色彩や音が重要になってくるなぁとかたまに思う。

 

シアター!

シアター! (メディアワークス文庫)

シアター! (メディアワークス文庫)

 

「あなたの青春は何でしたか? 」と聞かれたら多分、学生時代ずっと続けた演劇です。

それで思いついたのが『シアター!』と平田オリザの『幕が上がる』で、自分の気持ちは高校演劇より大学以降演劇寄り(ここの断絶はすごい)なので『シアター!』に軍配。

でもブログで感想書いたのは『幕が上がる』なんですよねー。この記事は自分でもたまに読み返します。

継続という稀有な才能。

 

巴里の空の下オムレツのにおいは流れる

ドラマチックで起承転結のある物語よりも、平凡な日常をその空気感そのままに書くのって難しいんじゃないかと思ってるんです。

特に食べ物エッセイって、口に出せば一言の「おいしい」をこんな風に多岐に言語化できるんだな、と心惹かれる。この本とか、もうタイトルだけでオムレツのバターの香りが漂ってきそうで、お昼時なら胃がきゅうっとなりません?

そういう文章が書けるようになりたいなーと思うことがあります。

 

時計を忘れて森へいこう 

時計を忘れて森へいこう (創元推理文庫)

時計を忘れて森へいこう (創元推理文庫)

 

子供の頃からよく「感性の柔らかい女性が好き」て思ってるんですが、「時計を忘れて森へいこう」の翠さんがその原点です。て前に書いたなー。

一目惚れ級の、女が好きな女。

前も引用したんですがこの部分、

 「ネッシーはいてほしいし雪男もいてほしい。天使や妖精やカッパや天狗はきっといると思うし、幽霊は、そうね、あんまりいてほしくないけど、でも幽霊も出られないような世界には住みたくない。幽霊が出るだけの暗がりも無い世界なんて、すごく住み心地が悪いと思うから。......私のいってること、わかる?」

「ええ、よくわかります。わかってると思いますよ」

学生時代密やかに影響受けて、今もたまに思い出すくらい好きな一節だし、こういう感性は持っていたい、て思ってます。

 

おわりに

自己紹介っぽい「#本棚の10冊で自分を表現する」でした。

Twitterで他の方の本棚を見ていて、こういうのって言葉は少なめにして、行間を想像する方が楽しいな、て思ったんですよね。

なので自分なりに言葉を削りに削ったんですがそれでも3千字越えになってしまって、ちょっと自分語りしすぎだなぁと反省。でもそんな本棚です。

 

関連記事