青猫文具箱

青猫の好きなもの、行った場所、考えた事の記録。

ディズニーシーをお喋りしながら歩いた。

海外赴任の友人への餞別がディズニーリゾートのパークチケットになり、「ミッキーが一緒に写ったみんなの写真がほしい」とのことで、大学時代の仲の良い友人グループで行ってきましたディズニーシー。

本当は春の間ディズニーランドでやっていた『エッグハント』(ディズニーキャラクター風のイースターエッグを探す遊び)を検討したんですがどうしてもメンバーの予定が合わず。

「じゃあさ、運河をゴンドラで巡ってジャズバンドに浸りつつ、人魚のミュージカルに心躍らせてお酒なんて飲んじゃおうよ、大人の休日だよ!」とディズニーシーに行くことになりました。15周年のアニバーサリーだしね。

ディズニーシー。ディズニーの開場時間って平日9:00-22:00、休日8:00-22:00なんですよね。以前は10:00からだった気がするけれど伸びたのかな?

学生時代なら開場前から並んで開場と同時にダッシュ、途中ファストパス(優先搭乗券)を取得しながら人気アトラクションにGo!してましたが「普通に体力持たないから」「子供預けるのに朝早くは難しいよ」ということで舞浜駅集合9:30のゆったりスタート。

友達とディズニーシーに行くというシチュエーションに浮かれて、9時前には舞浜駅着いてましたけども自分。遠足の朝の小学生か。心逸った。

近くの喫茶店でディズニー情報をチェックしつつ、楽しそうにパークに向かう人たちを眺めてました。あそこに流れるウキウキ感、真空パックにして日曜夜のサラリーマンに販売したいくらいだよね。

全員集合して、モノレールに乗ってディズニーシーに。パークのチケット料金が記憶にあったのより値上がりしていて、大人だと7,400円になっててちょっと驚いたり。夢と魔法の国も大変だな。いやコンセプトに合わない人を排除してるのか。

"入場ゲートで鳴る音はティンカーベルが魔法をかけた音"(QRコードをかざしてゲート抜ける時のシャラン、の効果音)てエピソードが好きです。ゲートを抜けると陽気な音楽が耳に飛び込んできて、本当に心浮き立つ魔法にでもかかった気分になります。ここからスマホがただのカメラになる。ネットの存在忘れるよね。ひゃっほーい!

いい大人が「お揃いの帽子かぶっちゃう?制服ディズニーにすればよかった?」を真面目に考えちゃうのがディズニーマジックだと思う。そんな話をしながらメインエントランスにたどり着くとマーチングバンド(後で調べたらマリタイムバンドというらしい)が音楽演奏をしていたので、邪魔にならない場所で足を止めて聞き入ってみたり。うっとり。

天気予報では雨だったはずが、がっつり快晴。日陰じゃないとちょっと暑いくらいの日差しです。演奏しながら隊列パフォーマンスしつつ笑顔も振りまくバンドの方々すごい。制服の白も、楽器の金や銀の色も青空に映えて眩しい。耳馴染みの良いディズニーの名曲がメドレーで続きます。アラジンのアレンジよかったなー。

学生時代なら時間が惜しくてパスしたであろう音楽演奏ですが、「楽器の生演奏って贅沢だよね」なんていいながら、空気に乗せられて手拍子もしてました。楽しい。外国に降り立ったような錯覚。

「ファストパスは気が向けば取りに行こうよ、兎にも角にもビックバンドビートの抽選だよ」と、運河広がる南ヨーロッパの古き良き港町『メディテレーニアンハーバー』を抜けて、古き良きアメリカの街並みを再現する『アメリカンウォーターフロント』へ。

ビックバンドビートは、常設の『ブロードウェイ・ミュージックシアター』で披露されるライブバンドとディズニーキャラクターのダンスショーで、人気があるため鑑賞は抽選なのです。二階席は並べば入れるけど、一時間くらい前から並ばないといけないから、時間調整が命のディズニーでは、どうしても及び腰になる。

で、陽気な空気に当てられて忘れてたんですが、ビックバンドビートの抽選場所ってさっきまでいたメディレテーニアンハーバーの一角にありまして。途中みんな失態に気がつく。

でも「転んでもタダで起きちゃダメだろう」ということで、このエリアの人気アトラクション『タワー・オブ・テラー』のファストパスを取得して再度運河の町へ。この計画性のなさ、仕事では許されないから楽しすぎる。

残念ながらビックバンドビートの抽選は落選。「きっとその代わりに入り口でマーチングバンドの生演奏を目の前で聴けたんだよ」と慰め合い、未来都市をイメージした『ポートディスカバリー』へ向かいます。今年の5月にクローズした『ストームライダー』を見ておきたいよね、できれば『アクアトピア』も乗りたいな、という目論見です。

もう運用されていないストームライダーは思っていた以上に物悲しさがありました。ディズニーって、ピーターパンのネバーランドのような永遠の国ってイメージがあるんですけれど、いつの間にか出来ていた『トイストーリー・マニア!』のように変わっていくし、終わっていくんですよね。しんみり。

隣のアクアトピアは一時運休中。ここら辺から「スマホで運行状況ググったりしないぞ」と意地になってきて、ただ考えてみると、5年くらい前はそれが当たり前だったんですよね。旅は予測不能なことがたくさん起こるもので、それが楽しかった気がする。今は予定通りにいかないとイライラする方が多いけれど。

ここまで来たしと隣のエリア、1930年代の古代文明遺跡発掘現場をモチーフにした『ロストリバーデルタ』に足を向けます。

「ぶらり歩きもいいけれど、月曜会社に行った時のネタとしてアトラクションひとつものってないのは支障がある」てな訳で、ロストリバーデルタの『インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮』に。ここで本日初めてまともに並びました。

「普通の遊園地が難しくてディズニーや大阪のUFJにできたのは、アトラクションにストーリーを組み込んだことだ」という友人の力説を傾聴しつつ、平日ということもあってすいすいアトラクションへ。

特筆すべきことはないですがやっぱり楽しかったです。子供時代にすごいと思えるものは多かったけれど、大人になってからもそれ相応の楽しさを維持し続けているものってすごい。大抵のものって大人になると裏側が見えちゃって、ちゃちく感じません?

疲れてきたね、そろそろ足休めができる場所を、そうだ船に乗ろうとパーク内を走る蒸気船の『ディズニーシー・トランジットスチーマーライン』に向かったんですが、ショーの準備時間ということでこちらも一時運休でした。残念。

 

デスクワークで運動が足りない社会人にはウォーキングが必要だろう、そうだそろそろ人魚の歌が聞きたいと人魚アリエルとその仲間たちが住む海の世界『マーメイドラグーン』へ向かいます。しかし『マーメイドラグーンシアター』は本日お休み\(^o^)/

1回アトラクション乗った時点で大義名分立ったし大丈夫さ...運河をビール片手に肉の塊とポテト食べられたらそれでいい...と慰め合いつつも、ちょっとは落ち込みます。なんか巡り合わせ悪くないか今日。

「でもさ、計画きっちり立ててPDCA回して成果出すのは平日いくらでもできるわけだしさ、今日はこのままグダグダに行こうよ、コスパなんて度外視だよ」と誰かが言い出し、「だよね!」てことでそのまま行き当たりばったり継続。

アナログな紙の地図を片手に、あっちに行きたいこっちに行きたい、道に迷って代わりにきれいな景色見つけたりするのは結構楽しい。

振り返ると多分、ひとりくらいは計画性のなさに不満もあったろうと思うけれど、そう感じない程度には表面繕ってたわけで、なんか、大人になるってこういうことなのねと。そして「初めてのデートでディズニーに行くと別れる」のジンクス、あれこの逆を行くからなんだな、てことを体感的に納得。

気を取り直して、中世アラビア文明風の都市をテーマにした『アラビアンコースト』までぶらり歩き。

通りすがりの恋人たちが話していた「ここの曲最高に良かった!」という声を後押しに、空いていた『シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ』へ。10分くらいでスイスイっと入れたかなー。

アラン・メンケン作曲の『コンパス・オブ・ユア・ハート』をBGMに、船に乗ってシンドバッドの物語世界を人形劇で楽しむアトラクションです。ディズニーランドの『イッツ・ア・スモールワールド』みたいなやつでしょ?とちょっと斜に構えた感じで行ってみたけれど、確かに曲良かったです。「宝石より黄金よりも大切なもの。心のコンパスを信じて道を行け!」

この曲をたいそう気に入った友人がいて、気がつけばメロディーを鼻歌歌っていました。夕方くらいになると歌詞が魔改造されてた。

結局パーク内をぐるり一周した形で、メディテレーニアンハーバーに戻り、自分が一番行きたかったディズニーストアの「イル・ポスティーノ・ステーショナリー」へ。

イル・ポスティーノはイタリア語で“郵便屋さん”のこと。郵便局を模したストアには、グリーティングカードやポストカード、そしてステーショナリーが置かれてるんですよね。ディスプレイまでも凝った仕様の綺麗可愛いステーショナリー群に満足でした。不思議の国のアリスのおしゃれなペンやメモ帳を購入してほくほく顔。

店内に机があるので、カード買ってここで書いてポストから投函ができるんですが(メールボックスに入れるとディズニーシーのスタンプを押されて家に届く仕組み)友達がやってました。自分がじっくり店内巡りたいとわがままいったのでその時間つぶしなんですが、子供に手紙書くの、なんか面映く楽しそうで羨ましかった。

そしてランチですよランチ。テラスでショーが見たいね、できればランチは落ち着いた店内がいい、ということでホテルミラコスタのレストランを予約してました。並ぶことなく悠々と、風通しの良いテラスで、ミッキーと仲間たちが踊って歌うショー「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」を見ながらランチ。おいしかった。

ショーって、1時間くらい前から広場で待てば良い位置で見れるわけですが、こうしてお金を払って待たずに良い場所から見ることもできるんですよね。時間をかけるかお金をかけるか。もちろん「ショーなんて興味もないよ」て人もいるわけで。なんだか人生のリソースの割き方について考えさせられる。

や、余計なこと考えずとも、華やかで素敵なショーでしたけれども。海上ショーが特に素敵だったなぁ。高速ボートが、細く長い三角の旗を器用に操って空に絵を描く演出があるんですが、テラスからだとそれが青空に描かれた音符に見えて優美だったんですよね。今も思い出しちゃえます。よかった。

おいしいご飯を食べて、お互いの近況や思い出話に花を咲かせ、最後は甘くて綺麗なデザートを食べてまったり。

「インスタ映えしなきゃ!」なんて言って、写真撮るために、この日久しぶりにスマホ触ったのかも。ちなみに平日だったんですが、スマホの通知欄には職場からの問い合わせメールが入っていて、しばし現実に引き戻されたのでした。

陽気なショーの音楽を背景に職場に電話したら「俺も夢の国に行きたい...現実から逃れたい...」と電話向こうの同僚がいい、世の中って病んでるなぁと思いましたん。

レストランでまったりしすぎて、せっかく取得したタワー・オブ・テラーのファストパスの制限時間ギリギリになっていたので、慌てて会計を済ませ再度アメリカンウォーターフロントへ。

人気アトラクションもファストパス使うと早い早い。エレベーター急降下したら胃の中のものが飛び出すんじゃないかと割と本気で心配に。ホテルを模した建物をぐんぐん進みます。

書斎のプレショーで、大富豪ハリソン・ハイタワー三世の警告と、呪いの偶像シリキ・ウトゥンドゥの哄笑を聞き、秘密の倉庫を通ってエレベーターへ。向かう途中「あの偶像が消えた仕組みってどうなってるんだろう。表示が変わるのは投射した映像だよね?」「いや魔法だから」「というか呪い設定」「設定w」なんてやりとりして学生時代思い出しました。和む。

ここはフリーフォールタイプのアトラクションです。急降下した時の「ふわっ」とくる浮遊感、日常的にはあまり体験したくない感覚ですが、アトラクションとわかって体験するのは楽しいなぁと。安全な危険にたまに酔いたくなるのはなんでじゃろ。楽しい。

『ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ』に乗り、SF作家ジュール・ヴェルヌの物語を具現化したエリア「ミステリアスアイランド」へ。ネモ船長と新鋭潜水艦ノーチラス号の冒険譚『海底二万海里』の世界。地底世界を地底走行車で巡る『センター・オブ・ジ・アース』に乗ろうということになったのです。

30分くらい?これまでで一番長く並んだかな、でも経路の途中途中に物語のある小道具が置かれていて、目を楽しませながら進みました。

ここのアトラクションでは、照明の凄さを感じた気がする。学生時代は目に入ってなかったもので今気がつくのが、パーク内に目立たないながらも大量に並べられた照明スポットで、ディズニーの世界って人工的に作り出した緻密な計算と演出なんだなー!と。人工美良い。

音楽の演出も素敵ですよね。エリアごとに不自然さない感じにテーマの音楽が切り替わって、まるで世界を旅しているような気分に浸れます。そういやディズニーストアやワゴンって、同じものを売ってないのも旅っぽいなと。エントランス傍で見かけて以降、出会わないカプチーノのポップコーンとともに思うのです。次あったら買おうと思ったのになかなか出会わない。

本当はここでチキンレッグ片手にビールを飲む予定だったんですが、必要な胃袋の空きが確保できていないため、予定変更で午前中にも立ち寄ったロストリバーデルタ、古代神の石像の発掘現場を駆け抜ける『レイジングスピリット』に。

ここで修学旅行生に囲まれ、「うちら引率みたいだね…」「女子高生に触れて事案になってもかばってください」みたいなやり取りを交わしつつサクサクと列は進み360度ループコースターに乗ります。

スピードとスリルがとびきりなのは確かなんですけれど…スチームを抜ける時はものっそい肉の匂いがしたんですが…え、これってもしかしなくてもスモーク肉にされてる?やたらおいしい匂いだけが記憶に残ったコースターでした。どこで360度ループしたんだったか。

そのまま調子よく『ミッキー&フレンズ・グリーティングトレイル』に向かいミッキーと一緒に写真をパチリ。エントランスにもディズニーキャラクターがいたりするけれど、キャイキャイ楽しそうな親子連れや学生を押しのけるわけにもいかないですし。並べば会えるのいい。会いに行けるアイドルすばら(違う)。

ここらへんのキャストの方々のスマートでありながらフレンドリーな客の捌き方に感動します。ミッキーのジェントルマンかつコミカルなアクションにも驚嘆。プロ仕事凄い。

お腹もこなれてきたし、ビール行くか!となったんですが、「時間的にヴェネツィアン・ゴンドラに乗 っておかない?多分ショー始まっちゃうと休止になるし」という経験者の談(ショーによる休止で、彼女は過去3回ゴンドラを乗り逃した)を踏まえ、メディテレーニアンハーバーにとんぼ返り。

この日一番印象に残ったアトラクションは?と聞かれたら、やっぱりこのゴンドラかな。目線が変わるだけでこんなに世界って違って見えるんだっけ?と。高所を走るエレクトリックレールウェイも、歩いているときに見える風景とは違うんですが、ゴンドラは、歩いているときの風景と角度だけ変わる感じがとても不思議。この下から目線新鮮。

ゆるゆるとゴンドラが進んで、水面には建物が揺らめいて映って、そして音楽が遠い。この瞬間、なぜかすごーく異国を感じました。切なさすらあった。

すれ違ったゴンドラや道行く人に「チャオ!」て挨拶するのも楽しくて、旅の恥はかき捨て、てわけじゃないんですがためらいなくいえちゃいました「チャオー!」。

ちなみにこのゴンドラ、自分たちが降車した頃には休止になっていて、時機を逃さなかった友人には仲間内で喝采。「まぁ三回乗り逃したからね...」と本人も感慨深そうだった。ゴンドラ乗れてよかった。 

それで、待ちに待ったビール片手に運河をのぞむ大人のディズニータイムです。

ポテト味のチュロス。ベイクドポテト。生ビール。チキンレッグ。餃子ドック。ディズニーの食べ物ワゴンって、あちこちにあるように見えて同じものっておかれてないじゃないですか。エリアごとに特徴があるというか。

みんなビール片手につまみはあれが食べたいこれが食べたいといい、でも「お店をひとつずつ回ってると冷めちゃうよねぇ」ということで、単独行動をとることに。それぞれ人数分を買って、S.S.コロンビア号で落ち合うことになりました。

自分はポテト味のチュロスを求め、ミステリアスアイランドへ。あの洞窟のなかって、自分みたいな方向音痴は良く迷子になるんですが、ひとりだと尚更。一度マーメイドラグーン方面に出て涙目になりつつも、目的の物を買ってアメリカンウォーターフロントへ。

集団行動していたのがひとりになると、寂しさって倍増しますよねー。家族連れや恋人同士がきゃっきゃうふふと戯れている横をひとり、チュロスを何本も持って歩くのは不思議な心地。なぜか「はじめてのおつかい」思い出した。寂しい。かつて、ディズニーランドのイースターイベントの時期に一人で卵探しに精を出したことがあるんですが(これはこれで自由に歩き回れるので楽しい)、その時は独りを感じなかったんですよ、寂しいとか考えもしなかった。

そして再集合。S.S.コロンビア号の前で冷えたビール片手に乾杯ですよ。陽気な音楽と明るい笑い声をBGMにして「おつかれー!」。日本酒派で次点がワインな自分にとって、ビールは苦い炭酸でしかないんですが、さすがにこの時飲んだのはおいしかった。

長々歩いて、暑い日差しに汗かいて、それで飲んだビールですもん。うんまい。濃いめに味つけられたフード類もおいしい。これ書いていて思い返しちゃったんですが、あのベイクドポテトまた食べたいなー。ビールにとても合ってた。

通りに目を向ければ、道行く人皆楽しそうで、幸せそう。しかもここはつくられた夢と魔法の国だから、見えない路地裏にお腹を空かせた子供達がいたり、いつ戦争があるか犯罪に巻き込まれるかと緊迫した政治社会情勢もないんですよ。負い目なく異国を楽しめる。今日だけは気兼ねなくヒャッホーイ!です。 

学生時代の思い出を掘り返しては懐かしんで、海外赴任の友人の準備状況をみんなで茶化し、気がつけば周りは夕暮れ時に。

「もうひとつくらいアトラクション乗ろうか」となり、食べ物片付けて最後に乗ったアトラクションはポートディスカバリーのアクアトピア。突然方向を変えたり、くるくる回ったりするウォーターヴィークルです。

ジェットコースターのようにGがかかるわけではないものの、水がバッシャバッシャ跳ねる中を、視界がクルクル変わってくのちょっと楽しい。なんだかティーカップのクルクル回るやつ思い出した。

そのあとは、暗くなってきたし、アトラクションに乗る気分でも夜のショーを見る気分でもなかったので、みんなでだらだらお喋りしながらシーをぐるっと歩きました。ほぼ一日中いたわけですが、割と話すことって尽きないものです。

暗くなってライトが灯って、その下を歩く人たちも心地よい疲れで家路についてる感じいい。ロストリバーデルタの、暗闇とオレンジ色の灯りのコントラストを通り抜け、やたらピンクや紫でムーディなアラビアンコーストで誰が一番雰囲気ある写真が撮れるかを競い合い、マーメイドラグーンの静謐な青のライトを見ながら「アリエルに会いたかったな...」と思いを馳せてぐるりと一周。

メディテレーニアンハーバーのエリアに入った途端、夜のショー「ファンタズミック!」が始まって、ここだけしんみりした夜の疲れとは無縁な感じだったんですが、楽しそうなショーの観客見てるだけでお腹いっぱいになってきたので、一足早く自分たちは帰ることにしました。帰りのモノレールから花火見えたら嬉しいなーとか話しながら…残念ながら見えませんでしたが。

モノレールで思い出したんですが、行きのゲートでは鳴ったティンカーベルの魔法の音が、帰りのゲートではならなかったので、あの楽しげな魔法って続いているのかもね、なんてセンチメンタル気味なこと思ったり。


というのを、なんとなく記録したくなったのでだらだらと書きました。

多分、自分のためにディズニーリゾート行くの、今回が最後な気がしたので。帰りのお土産選びで賑わうお店通りを抜け、ライトアップされた夜の地球と船のモニュメントを見たときそう思ったのです。あー夢と魔法の国最後かもなーと。こんな風に友達と集まるのも難しいしね。