本屋でも古本屋でも図書館でも、初めて訪問する際時間があれば本の並びを見て、POPが添えられているときはその紹介文をひととおり確認する癖があります。大型のチェーン店だとカテゴリごとに管理が違うのかな、と感じることもあるんですが、個人店だと店単位でこだわりを感じたり興味深いことも多いので。
それで、泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO池袋本店」に泊まった際、これは他の店舗の本の並びも見てみたいな、やっぱり店舗ごとに傾向とかあるのかな、と気になったので、足を伸ばして新宿店に行ってみました。
都内で連泊は、ホステルタイプ(鍵のかからない簡易宿泊所)はホテルより安いといっても流石に懐的にいたいので、デイタイム利用で。
BOOK AND BED TOKYOは、都内だと池袋、新宿、浅草にあるんですが(他、京都、福岡、2018秋には大阪にも)、3店舗とも夜間の宿泊以外に、日中時間単位でのデイタイム利用を受け付けているのですよ。私が池袋で泊まったときもデイタイム利用の人は結構多くて、仮眠兼ねて読書、な人見かけましたし。
というわけでBOOK AND BED TOKYO新宿店。西武新宿駅南口から徒歩1分、歌舞伎町はAPMビル8階。謎テーマパークの「東京ミステリーサーカス」と同じビルでだいぶ賑わってました。
8階までエレベーターで登るとすぐに受付カウンター。池袋本店はバーのカウンターぽい感じでしたが、こちらはカフェのカウンター。そしてフリーWiFiのカフェも常設してるので、コーヒーのいい匂いが漂ってる。
デイタイム利用を告げると利用時間をどうするか聞かれて、簡単な訪問者カードを記入、クレジットカードか交通系ICカードで先払い。カードキーを受け取って施設内に入ります。1時間500円。
注意事項とかは池袋と変わらず(ちなみにWiFiの設定関係も池袋と同じだったんだけど大丈夫なのかな…セキュリティ的に)
入ってびっくりかなり新しい!オシャレ!都内では一番新しいオープンですしねー。
池袋本店がハリーポッターの寮的な古さにときめくとすれば、こっちは新設した私立女子校の図書館ぽさにときめく。なんか中央エリアの共有スペースの他に、本棚の裏の隠れスポット的な場所にベンチが置いてあったりして(そしてポカポカ陽射しが注いでた)、いいなぁ、無駄にこういう場所で内緒話したいな!…普通にその横に宿泊用の個別ブースがあるので迷惑だと思いますけども。
共有スペースのソファーの下にはコンセントもそれぞれ用意されているので、スマホの充電も可能です。ただ所々に簡易テーブルが置いてあるだけでしっかりしたデスクがあるわけではないので、PC持ち込みは向かないんだろうな。
それで気になっていた本の並び。サービス開始が池袋より新しいので、本も新しめでした。池袋本店ではほぼ見なかった(気がする)実用書が多いような。あと洋書。ざざっと施設内の本の背表紙追っかけて、満足。
宿泊と違ってデイタイム利用は飲食持ち込み不可なので、コーヒーを注文して、Kindleセールで購入したまま積ん読になってた柚木麻子さんのアッコちゃんシリーズを読みました。自分の端末にも入ってる本をわざわざ読むのはちょっともったいない気もするけれど、せっかくなので。
あと、最近電子書籍で本を読むのが当たり前になったせいか、本のサイズとか、表紙のカラーの色鮮やかさとか(電子ペーパーで読むことが多いので白黒表紙に馴染んでる)、あと手触りが一周回って新鮮だったり。紙の本もやっぱりいいなぁ。
時間になっても特に連絡がくるシステムにはなっていないので、自分で時計を確認しながら5分前くらいになったら退出、スタッフの方に時間を確認してもらって問題なければカードキーを返却しておしまい。シンプル。
訪問したのは休日午後だったんですが(デイタイム利用は13:00ー18:00のみ)、結構空いていました。ソファーに座れない人がいないくらい。まぁ新宿はいくらでも喫茶店とかの腰を落ち着けられるスペースがあるので、あえて来る人は少ないのかなーとか(あでも海外の人は多かったかも)。
静かな空間で、カップルや友人と来てお喋り、という雰囲気でもないから尚更なのかな。
池袋本店と、新宿店ができる間、浅草店がどんな本の並びなのかも興味はあるんですが、ひとまず2店舗の雰囲気がわかって満足。新宿でちょっと腰を落ち着けるスペースとして、また利用したいなー。