今でこそアナログ読書記録を推進する派ですが、元々はデジタル派。
デジタル志向の自分がアナログ読書記録派に趣旨変えした経緯は、このブログの「文房具 カテゴリーの記事一覧」をお読みいただくとして、一言でまとめるなら「紙の記録の方がセレンディピティが起こりやすい気がする」です。
ノートをぱらぱらぱらっとめくった方が、アイデアって思いつきやすい。一覧性と視認性はノートの方がいいですし、多分そこから目に入ったキーワードでシナプス結合が起こるんじゃないかなと(適当)。
でもたまに、デジタル時代と比べて「面倒だな」と思うことも結構多いので、覚えているうちに、デジタルで読書記録してた頃のやり方とメリットデメリットを備忘録的にまとめてみます。
デジタルで読書記録のやり方
1.読み始め:目的を決めます
読書効果を上げる的な意味で、読む目的を決めてから読書開始します。実用書ならこれ解決したいとか、小説なら「こういう気分に浸りたい!」とか。
そしてそれを、目に入る場所に置く。スマホのメモなり読書ノートなりに。毎回目にするので、時間を置いて読みかけの本を手に取った時に、なんでこの本読んだんだっけ?がなくなります。
2.読んでる途中:マーカ&ふせんは15個所まで
電子書籍ならマーカー、紙の本ならふせんでチェックしながら読みます。実用書は当然のように、漫画や小説でも気に入った表現や台詞なんかをチェック。
あとは自由気ままに読むことにしてますが、ほぼ唯一と言っていい自分ルールが「マーカー&ふせんは15個所まで」。
途中で超えたら、読書途中でも読了部分のチェック箇所から優先順位を判断して、どんどん落としていきます。こことここならこっちが重要、みたいな。
3.読み終わり:読書記録をまとめる
小説や漫画は、細かくまとめても逆に読後の余韻がなくなるだけなので、読書記録しおりにサクッとまとめて終わりです。
かちっと読書記録を作るのは実用書の類のみ。専門書とかビジネス書とかですね。evernoteにまとめます。まとめ方のキーワードは「1メッセージ、3ポイント、1アクション」です。
1メッセージ、3ポイント、1アクション
次に、本の内容をマーカやふせんでチェックした箇所を見返しながら、できる限り3ポイントにまとめる。それを超えるポイントは、優先順位をつけてだいたい諦めます。

ついでに、読書記録自体、文字カウントを2000字目安にしておいて、それを超える部分も基本的に諦めてました。
最後、読んで思いついた試したいことを1アクションとして書きます。
タグ付けはやってません。自分の性格上、カテゴリ分けとかタグ付けとか向かないと知ってるので、早々諦めました。
まとめ方の「1メッセージ、3ポイント、1アクション」は「100のスキルよりたった1つの考え方で仕事が変わる」の報告書の作り方の部分で出てくる考え方で、それまでなんとなくでやってたのが具体化された感じです。
まとめ
- 読始:目的を持って読み始める。
- 読中:ふせんとマーカーは15個所まで。
- 読終:1メッセージ、3ポイント、1アクション。文字数目安2000字。
デジタル読書記録のメリットとデメリット
先達がいくらでもまとめてる気がするのでさくっと。
メリット
- 編集・検索が容易:後から加筆修正・検索がしやすいです。コピペすればファイルの統廃合もしやすいですし。今ならevernoteのコンテキスト機能も有効。
- どこでも読み返せる:スマホ片手に通勤列車の中でも読み返し可能。
- 他の人とシェアしやすい:共有すればいいんですものね。手書き文字は気恥ずかしいけどデジタル文字なら気にならない不思議。
デメリット
- 忘れやすい:「書く」という動作が、感覚的な補助になって忘れにくくするのだとどこかで聞いた覚えが。
- 視認性が低い:ノートをパラパラめくるほうがセレンディピティとかインスピレーションがわきやすい。
- データが消える:バックアップ取るので致命傷には至りませんが、たまに消えてました。アプリなのかオフィシャルのバクなのか...まぁデジタルデータ全般そんなもん。