青猫文具箱

本と文房具を愛でる日々。

「会社員」なら辞職覚悟で臨むべき行為のコト。

人がやってるのを見るのも自分がやるのも他人にされるのも嫌なことといえば「上司の頭越し」。や、必要だと思うんです直談判。上司が必ずしも自分より聡明な判断ができるとは限らず、それが10年、20年先から見ても正しい行為であるかなんて誰にもわからないのだし。

でもこう、確実に関係悪化するじゃないですかその指揮系統。自分と直属の上司間だけならまだしも、直属の上司とその上も悪化すると思うんですよね。

「この会社にとって必ず必要であると確信してる」そういう提案をして、例え直談判の結果自分の意思が通ったとしても、直属の上司の下でこれまで通り円満にやっていけるか?そんなはずはなくて、どうしたってシコリか、決定的な亀裂が入る。

そして仕事を評価するのはたいていの場合上司なわけで。さすがに、

ひろいこころで\(^o^)/

...とはなかなかいかない行為なわけですよ。だからその組織を潰すこと前提でやらなくちゃいけない行為なんだと、そんなふうに考えているのです「上司の頭越し」。

 

そしてこれ、新人時代は絶対気づかなかったことで、これだけは確実に「本から影響を受けてそう考えるようになったこと」です。

割と自分の会社員人生史上、影響を受けたかもなぁと思ってる本の一つに、キャノン電子社長酒巻久氏が書いた「朝イチでメールを読むな!」がありまして、それに書いてあったんです。

仕事ができる人に変わる41の習慣 朝イチでメールは読むな! (朝日新書)

仕事ができる人に変わる41の習慣 朝イチでメールは読むな! (朝日新書)

 

軍隊は命令系統が命で、これに乱れが生じれば、まともな戦いはできなくなる。会社という組織も同じである。命令系統がおかしくなると、組織はたちまちガタガタになる。

組織の命令系統をおかしくする一番の掟破りは、「上司の頭越し」である。(略)

会社にとって絶対に必要な仕事だと確信していたし、この企画が通らないようなら、そんな会社は辞めてもいい。それぐらい腹を括っていた。

あえて「上司の頭越し」をするときは、そのくらいの覚悟が必要だ。それがないなら、直属の上司がダメだというものは、基本的に諦めるしかない。

組織の命令系統というのは、それほど絶対である。

割と長めに引用しましたが、すごく印象に残ってまして。

どちらかといえばこれを読んだのは、部下の側の頃の話で。で、優柔不断な上司にイライラしてたのを思いとどまって、外堀から固める戦略に切り替えた甘酸っぱい思い出なんかもあるんですが。

そう、壁って越えなくても迂回すればだいたいその先に行けちゃうんですね、階段がない壁を意地になって無理やり越える必要はない。

だからこそ直談判は、辞めるぐらいの覚悟がないと諦めるべきであると。上司だって聞く耳持ってないわけでもなし(たまに持ってないのもいるけど)、直属の上司すら説得できない提案を、いわんやそれ以外をや、と。

そんな風に思っていて、実際問題、上司の頭越しをやったことってこれまでありません(たぶん)。報連相も根回しも苦じゃない方ですし。上司とその上司間のマウンティング絡みで「あいつ飛ばして報告あげて」と言われても、注意深く上司飛ばしはしないようにしてました。

 

でも最近この「上司の頭越し」を上司の側になって考えていて、部下がどうしても上司の判断に納得いかなくて、その上の上司への直談判をする日が来るんだろうなぁと。それで「自分は部下のその行為をどう評価するんだろう」と考えているのですよ。

今の所チームの人間関係は良好なので、思考実験的な遊戯なんですが。単なるシコリで終わるのか、それとも決定的な亀裂となって、例えば人事でネガティブな評価をしてしまうのか。そういうネガティブな側から担当しているチームのことを考えて見る必要もあるのかな、と。

ただ全くもってその時の自分の判断がイメージできなくて、それはまぁその時の案件や部下に依るからなんですが、来ないなら来ないほうがいいなぁと甘く考えてしまう。でも、自分の権利主張のための直談判は、多分ネガティブに捉えるんじゃないかな自分。

 

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