青猫文具箱

青猫の好きなもの、行った場所、考えた事の記録。

読んで面白かった雑誌の号をゆるふわっと語るよー。

雑誌、好きです。

自分的最盛期は就職したての頃で、ファッション雑誌と経済雑誌を定期購読。あとは英語の勉強も兼ねて英語系の経済誌も取ったり。あんまり読まなかったけど。

ベストセラーになった本についてはエッセンスを著者の解説付きで掲載してくれたり、あまり本買うお金もなかった時期は大変助かった。新聞より洞察深めなニュース背景解説なんかも面白いですし。

それまで自分にとって雑誌といえば漫画、だったころからのエポックメイキング的出来事だったと言っても過言ではありません。

 

その時々思っていたのが、こんな手間暇かけて作りながら、ストックされることはあまり目的としていない点。書店などでは最新号しか置かれませんしねー。どの号の特集も、それぞれ深みがあって面白いのに。なので雑誌って、誰も見ない会社案内を上質紙でカラー印刷するような勿体無さを感じてました。

 

でも時代は変わったわけです。そう、電子書籍時代・・・!!つまり、雑誌もストック的存在へと変わりつつあるのです(主に自分の中で。)

これまで雑誌って、買い時逃すともう流通してないという悲しい状況が続いたのですが、せっかくの電子書籍時代。面白かった雑誌の号について自由気ままにゆるふわっとご案内します。

ちなみに随時更新ぽいつくり。趣味でほぼPRESIDENTです。

 

PRESIDENT (プレジデント) 2013年 9/2号

差別と区別の境目は、ラインではなくゾーンだと思う。

特集は「女の脳と男の脳は、どこが違うか?」

いわゆる男性目線、女性目線のどちらも意識した記事の配置で、全部読み終えるとバランスよく記事が並んでたなーと感じます。社会学心理学行動科学、あと神経学とか色々視点で女と男が考察されてます。

普段の仕事で頭の隅に置いとこう、と思ったのは、
・役割と公平性を求める女性、サバイバルスキルと命令に生きる男
・女性は安心感の源であるセロトニン合成力が男性の52%;女性は不安になりやすい代わりに計画的で、先延ばししない。
・男性は女性より脳梁が細い;1つのことに集中力が働く男性に対して、女性はマルチタスク的で優先順位がつけやすい。

 

PRESIDENT (プレジデント) 2014年 3/3号

全力で偏見的な感想で申し訳ないんですが、

この特集のタイトルを、「エラくなる"男の"全技術」とつけた人は凄い。

内容は、現代の名参謀・大前研一氏の"私が仕えた国家の指導者たち"、経営のプロたちが語る"黒田官兵衛から読む軍師のオキテ"。全力で偏見的な感想で申し訳ないんですが、男の人が好きそうな特集だなぁ、と。

こういう"参謀的No.2として組織を盛り立てる"系のロマンを読むとどうしても、ベティ・ L ・ハラガン著の「ビジネス・ゲーム」で、"男の組織は軍隊的、命令の鎖でつながっている""女性はこのルールが理解できない"と言ってたのを思い出します。

そんなわけで、読み終えて「これは上司との飲み会ネタに使えるな」と思った私は、No.2の美学にロマンを感じられない想定外読者です。でも好きな人は絶対好きだ。

 

PRESIDENT (プレジデント) 2014年 6/30号 [雑誌]

時期的に、みんな気になる健康診断。

学生時代は体重の増減ぐらいしか気にしてなかったのですが、やはり最近は、血液検査の結果なども気になるのです。去年のCがAになったら、それだけで祝杯をあげるぐらい。

さすがの情報力で、これ1つ見れば、受け取った健康診断データの分析ができかつ事後対策が取れる、ぐらいにデータが充実してます。
でもこれをあえて、PRESIDENTの特集でやる必要があったのかというと疑問が残る気が。
時期的にみんな感心もつのはわかるのですけども、餅は餅屋に的な思いがどうしても。餅屋じゃないからこその視点があるようにも読み取れなかった訳で・・・。

 

PRESIDENT (プレジデント) 2014年 5/5号

はい、いただいた名刺は机の上に置いてた派です。

普通のビジネスマナーから5歩くらい踏み込んだ内容で、恥ずかしながら勉強させられる部分が結構多かった。個人的に良い特集。

マナーに関するアンケートの結果も、思っていたのと少し結果が違っていて、社会人生活が長い人ほど「へー!」な気づきがありそう。男女別統計が中心でしたが、年代別統計の方がもっと傾向が出た気がしなくもない。

普通、雑誌は1回読んで要点まとめたら、データ削除してるんですが(容量食うので)、今回は当分残しつつ、繰り返し読もうと思える内容です。

 

PRESIDENT (プレジデント) 2014年 7/14号

その教室には名物社長が集う。

稲盛氏の経営哲学を、本人インタビューと、部下や稲盛塾の塾生インタビューを通して解説していく構成で、理解しやすい。多数視点の立体的アプローチは、やっぱり雑誌ならではですよね。ただ、軸となる「売り上げを最大に、経費を最小に」の哲学が、手を変え品を変え繰り返し出てくるため、やや冗長な感じにも。アメーバ経営も京セラフィロソフィも読んだことない私にはちょうど良かったですけども。

あと、この号の見どころは個人的にもう1つ。ジェイ・エイブラハムの「値段が高くても売れる法」。顧客とのつき合い方や値上げのテクニックの講義がなかなかに面白い。ダイレクトには飲食業やアパレル業?他分野でももちろん応用が効く内容で、自分ならどう使えるかな、と思案してみたり。

 

日経ビジネスアソシエ 2014年 07月号

怒りすらログする時代になりました。

前半は、残業しないで結果を出す仕事術。特別付録のタスク管理術と合わせて、とてもキレイにまとまってます。でもまぁ、ビジネス書を読む習慣のある人には目新しい情報はないと思います。

個人的に読み込んだのは、後半の4大スキル(伝える力、問題解決力、リーダー力、調整力)のうち、調整力で出てくるアンガーマネジメント。怒りをログ(記録)して分析、怒りのレベルを設定して客観視、等々。実際ムッとしたときにやってみると、ログ作業途中でアホらしくなってムカムカが消火(昇華?)されるので、初めて聞く人は、読んでみると面白いんじゃないかな、と。